>>628
ミラ)そう………
いえ、あなたが揺さぶりのような感覚をかけられたのはとっくに見極めていたわ。
(やれやれとでも言うように首をすくめる)
私は、ちょっと気になっただけよ。あなたの心の深く心理が…
そう……本能に支配されない心…
それは他人への感情次第……興味深いわ。
実はね…クジャっていう男に興味あるのよ。あわよくば、接触してその男を観察してみたい…とも思っているわ。
でも、決めた。あなたがまだ迷っているなら、私も寝返らない!
だって、あれだけチシヤたちと馴れ馴れしい態度を取っておいて、裏切るなんて都合が良すぎるものね。
あなたを口実にすることも無理そうだし…さ、つまらないお話をして悪かったわね。
(照れてるジョーカーを見て微笑む)
ウェイター)お待たせしました。『ナイト・ティー』です。
(二人に紅茶とお茶菓子が渡される)
ミラ)ここのナイト・ティー美味しいらしいわよ。どうぞ。
ジョーカー)アンタも変わっとるのぅ
自分で判断せずに相手の出方を見て自分の行動を決めるなんて、自分にはできひんな、縛られたくないもん
裏切ることに罪悪感があるなら、アンタは自分よりずーっとマシやな
ほら、前に小金井くんいたろ?
自分はな、小金井くん達と一緒に行動して、話して、協力してー…そして、仲間を殺す寸前にまで斬って裏切った
それも、最初から裏切るつもりで近づいたんや
…どや?自分の印象変わったろ?
そないなことしといて、普通に小金井くん達の隠れ家に情報渡しに行ったんやで
アンタらは自分を買い被りすぎや
自分で言うのもアレやけど、あんまり信用しないほうがええと思うけどな……
(渡された紅茶を珍しいものを見るようにクルクル回しながら眺める)