=〉ゲラン
「成る程…ならば私が止める必要は無かった…か」
影が玉座から立ち上がり、手に持った剣を天へ振り翳した
その動作を待っていた。と周囲の闇たちが色めき立ち、その姿を現した
「水を差した事を謝罪しよう…さぁ死ぬがいい」
巨大なゴーレム、宙を走る巨大鮫、肉体が見えないマジシャン
異形の闇たちが一斉に牙を剥き、戦士へ我先にと襲い掛かる!
「ほお……そこいらの雑魚よりゃ良さそうだ、
来い!3匹まとめて相手してやるぞッ!!!」
そう言って斧を勢いよく地面に叩きつけると、
斧はゲランの魔力からか、炎を帯びる。
更に、その炎はゲランの肉体をも包む。
「どの世界にも訳のわからん力はあるモンだ。
いつからかな、神々の力やら守りやらが、
俺の身体には存在するらしいんだよな……。」
その直後、斧を横に薙いだかと思うと、
周囲の地面がたちまち爆破されるッ!!!
威嚇にしては、それは余りにも危険。
ゲランは、完全に戦いの姿勢を取っていた。
>>異形の闇達、(ダークメタナイト)