>>160 「…ん?」 迫り来る気配を感じ、旗を握る力を強くして警戒心を高めながら振り向いて。それがジャンヌ・ダルクだと分かると、心底嫌そうな表情を浮かべ、「げ」と呟いて。 「…アンタも、来てたのね…」 旗を握る手を緩めて、警戒心を解いて。偽物もあるか、と言葉を発した後気付いたが、この雰囲気からは、本物の聖女としか思えず深く溜息を吐いて。