>>15 その反応は、彼にはあまりに不可思議だった。 全く敵意を持たない存在は初めてだったのだ。 「まさか……こんな奴が居るとは……。 そうか……ならばそれで良い。」 完全に肩の力を抜いて、覇気も抑える。 彼もまた、この女性に興味を示していた。 だが、他にも気配がある事に、彼もまた、 既に気がついて居たのだ……。 >>ジャンヌ・ダルク、黒い鏡