魔咲美「・・・・・いや、悪気があったわけじゃないんだ、ごめん・・・・・」
(今までの人生経験から、他者に対する接し方が上手くなく、せっかく優しくしてくれた相手に対しても、冷たかったことに対して悪気はなかったと謝罪する・・・・・
そして、同時に相手なら、本当に友達になってくれるのではないかと思い始める・・・・・)
>>23
初代巫女
「そう?それなら
誰にでも虫の居所が悪い事はあるから気にしなくてもいいわ。
私もこの前、寝起きでムシャクシャした時に岩山を吹き飛ばした事があったから!」
元々自分と同じ訳ありだと分かっていた事もあり、スッと苛立ちが消え、優しく微笑み、自分も虫の居所が悪かった時に岩山を吹き飛ばした事があると言う。
笑って話してはいるものの、実際に二日ほど前に、集落からそう遠くない場所にあった、少なくとも30mはある巨大な岩山が轟音と共に消し飛んだ事がある。
これをしたのが初代巫女であるのなら、そのパワーは妖怪よりも妖怪じみていると言える。
初代巫女
「ま、こんな時は何かして気分を上げるに限るでしょ?
特に行く宛とか無いのなら私の家……まあ、神社なんだけど遊びに来る?」
まだ会って数分しか経っていないにも関わらず、自分の家(神社)に遊びに来るかと聞いてみる。
丘の上に神社を建てて住んでいる辺り、なかなかにぶっ飛んだ性格をしている辺り、その神社もまともな事にはなっていなさそうな予感が薄々と感じられてしまう。