仲間も同じようにそうなっているのを、何度も何度も見た。ただ、そのときの怪物≠フ姿を、おれは忘れられない。あんな大きなものに襲われていただなんて、想像するだけで身震いがする。おれは目がわるいが、ちゃんとはっきりと見たんだ。すごく、すごく恐かった・・・・・・。
だけど、いつもの狭い場所よりもっともっと狭い場所にいる間に、あいつらは何をしているんだろう。また掴まれてあそこへ戻ったとき、水はありえないほどに透き通っていて、とても不思議に思う。
神様の魔法だろうか・・・・・・怪物≠ゥらの魔の手に堪えた、そのご褒美として、住み好い環境へ整えてくれたのだろうか。もしそうだとしたら、おれたちは神様に感謝しなければならない。