「ふぁぁぁ〜」
大きなあくびをしてから、机に突っ伏す
今日は、よく晴れた日
青く澄んだ空と太陽が眩しく
白い雲も今日の空色にはよーく合っている
でも、それを喜べないのは私が捻くれているからだろうか
響き渡る大きな声や、ボールの弾む音
とても楽しそうだ
それらを耳に聞き流しながら、私はため息をつく
別に、疲れている訳じゃない
ただ、つまんないだけ
そう、つまらないのだ
「………」
単純すぎるクラスメイトたち
贔屓する先生
成績優秀な私は贔屓される側だけど
それを恨みにネチネチ悪口言うのはやめてほしい
努力もしてないくせに
それに第一、私が贔屓されたくてされているわけではない
まぁ、そんでもって私はいつも一人
「可哀想」なんて言う人もいるけど
私はいいと思っているんだ
なんせ、口出しする人はいないし
……でも、楽しくない
こんな変わりのない退屈な日々、早く終わってしまえばいいのに
なーんて思いも口には出さず
私はまた、ため息をつく