私は、小学生。そう。ただの小学生である。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧
3:少女匿名:2015/01/28(水) 23:28 ID:eWM



「なんでそんなことしたんだ!」


目の前には、私のクラスの担任の先生

顔を真っ赤にして、怒鳴っている


「……はぁ?」


時は、2時5分

ちょうど、5校時が始まった頃


……訳がわからない

なんで、私が怒られているんだろう


奥では、涙を拭う梨郷寺さん

そして、私に対して腹をたてる男子たち


「……?」


私は、その理由を思い出してみる


確か、昼休みのあのとき……


なんとかGが服に着く程度で終わったり梨郷寺さんに

私が

「よかった」

なんて思っていたら……


「いゃだぁ…汚いょぉ……」

と泣き出してしまった

ああ、面倒臭き


「大丈夫!?」「なんで梨郷寺さんに!」

と、それに対して、怒り出す男子たち

もちろん、その矛先は私


梨郷寺さんも、ずっと泣き続けてるもんだから、とうとう授業が始まってしまって

職員室からきた先生が周りの男子たちに訳を聞いたらこれだ


「……」


おそらく、男子たちは私が悪いという趣旨のことを伝えたのだろう

さすが、私

察しの良い子だ


でもこの熱血教師……

完全に私を悪者だと思っている


「なんで黙っているんだ!お前がやったんだろう!素直に謝れば、それだけで終わるんだぞ」


なんで。

私悪くないんですけど


無視しようと思ったら、


「そうだ!」「黙ってるな卑怯者!」


男子たちからの援護射撃。

さらに腹が立っていく



「黙ってればいいってもんじゃないんだよ!!」

「サイテー!」


「!」


急に、声が高くなったば、なんて思ったら

女子たちもだった


「……ぁ」


「みんなから、敵意の目を向けられている」


そう気付いた時、私の中で何かがきれた


もちろん、効果音は、ぷちっなんて生易しいものではない


ぶちりっ

だ。

私の堪忍袋の尾という尾が、勢いよく切れた音


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ