私は、小学生。そう。ただの小学生である。

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6:少女匿名:2015/01/30(金) 22:47 ID:eWM

そして……


「あんたさ……調子乗ってんの?

あれ、確実にあんたが悪いでしょ

あーゆーの、言い訳とか屁理屈っていうの」


キタ───!

さっすが私!

予想もよく当たる!


やっぱり梨郷寺は裏があったな



その証拠は……今、私の目の前にいる方の梨郷寺

いつもの明るいぶりっ子じゃなくて、暗くて冷たい瞳・口調

そしてなぜか説教タイム


周りにいる、私を取り囲む女の子たちは、多分梨郷寺に脅されでもしたんだろう

表情がこわばっている




「ちょっと聞いてんの!」


「!」


ドンっ

と音がして


「突き飛ばされた」

そう実感した頃には、私の腰が思い切り後ろの机に当たっていた


「いってぇ……」


「あははっ♪ウケる」


「いい気味」とでも言うかのように笑う梨郷寺

取り巻きの女子たちも、恐る恐る、従うように引きつった笑い声をあげる


一方、私は痛めていた腰をさらに傷つけられ…

嘲笑われ……




イライラMAX!!




私は拳を固めて……

……となるべきなのだが、あいにく暴力で力の差を見せつけるといったことはしたくない

ここは、しばらく様子見だね


「ほら、あんたたち」


座り込む私を見下し、周りの取り巻きに合図をする梨郷寺

私の近くに寄ってくる女子たち


そして……


「……」

今、絶賛見下され中なんだけど……


ーーー

おーっと梨郷寺選手の鼻毛が!鼻毛が見えております!

常日頃から熱心にメイクをし、「どの角度から見てもざ☆びゅーちー」だった彼女!

が、ここから見てしまえば全て水の泡!

毎日のメイク研究が、たった今!……無となってしまいました!

これは悔しい!

この悔しさをバネに頑張ってほし……

ーーー


とか考えていたら蹴られた

ひでぇ


……これはさすがにないでしょう


「……梨郷寺さんあなた、黙っていれば……」


スッと私は立ち上がって……




「がっ!!」


「……あ」




忘れてた……

私は、さっきまで梨郷寺さんのすぐ下にいた


それが、私が急に立ち上がったから……




顎に頭突き……してもうた………


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