あの日、私たちの青春が始まった

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧
2:moka:2015/03/14(土) 17:20 ID:cKI

―――あれは幼いころの話だった。

「ねぇねぇそらくん。」

「なぁに?」

瑠璃加は空に聞いた。

「そらくんはるりかといっしょにいてくれるんだよね?」

「うん。」

瑠璃加は空の手を取り小指と小指を絡ませこういった。

「んじゃあやくそくだよっ!」

空もそれにこたえるように小指に力を込めた

「うん!やくそくだよ!るりかちゃん!」

「「ゆーびきーりげーんまーんうーそついたらはーりせーんぼーんのーーます♪ゆびきった!」」

これが幼いころの約束だった。


―――数年後

ジリリリリリリリリリッ

「ん・・・・あと5分・・・」

「瑠璃――おきなさーい!遅刻するわよー!」

母の声が聞こえる。

眠いなぁ

思い切って布団から出た。

時計を見てみるとまだ6時

部活の朝練に間に合う。

瑠璃加はホッと胸をなでおろす

「今いく―――!」

急いで階段を駆け下りる。

リビングのドアを開けると

いい匂い。

今日はトーストかな。

「早く食べなさい。遅く寝すぎよ。」

「はぁーい。」

朝起きて朝食を食べているときの

定番の会話だ。

朝食を済ませて学校に行く準備をする

髪型よしっ!

制服よしっ!

弁当よしっ!

玄関でローファーを履き

「いってきまーす!」

学校まで走る




今日はここまでです
この物語は10代の青春をイメージした小説です
気に入っていただけたら幸いです

注意

更新は不定期です

荒らしは来ないでください

皆様のご理解とご協力をお願いします


全部 次100> キーワード
名前 メモ