キミの背中

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5:日向:2015/03/28(土) 13:12 ID:y/2

「愛〜?」
「なーに?」
「受験勉強してる?」
あ〜・・・そーいや来週試験か。
「ぜーんぜん!」
「・・・はっ?」
「アンタ、清陵でしょ?!」
「そだよ。」
「バカかっ?!」

「ん〜・・・隼人も志望してるし?」

「そこっ?!」
「まー大丈夫だって!ね?」
「あー、私は知らないよ??」


「ねぇ隼人ー?」
「あー?」
「受験勉強してる?」
「んまぁ一応は」

そっかぁ・・・
愛も一応しとくかぁ。

「じゃあね、バイバイ」
「おぉ。」

本当の別れってさこんな・・・軽いの?


「愛、そろそろ行きなさい?」
「うん・・・。」
「きっと隼人くん、寝坊したのよ?」

そうかなー?

「いってきます・・・」

結局、隼人は来なかった。
学校にも。

授業中、ポケットに入れていた携帯が震えた。
お母さんからのメールだった。

『隼人くんが昨日事故して入院したらしいの。だからお母さん病院行くから学校終わったら家で留守してて。』

・・・思考が停止した。

隼人?
事故って愛と別れたあと?
入院?
・・・なんで?

残りの授業は頭に入らなかった。


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