「陽太〜!」
愛しい後ろ姿に叫ぶ。
「うわ、でたぁ・・・」
「はっ?ひどくない??」
「ははっ、うそうそ冗談!」
ははっと白い歯を見せて笑うのは私の好きな人、佐々木陽太。
「中居がバカやけんからかいたくなるんよ!!!」
「なんなん、その理由っ!!!」
『中居』と呼ばれているのが私、中居奈波。
崚牙とは小学生の頃から割りと仲良くて付き合っていると噂されてた位。
「うわ、朝からイチャつくなリア充めがぁ!!!」
「リア充じゃねーし、非リア充だしー!!!」
「はいはい、中居はバカだからリア充の意味が分からないのな。」
「あっ?」
「なぁ、陽太?」
「・・・付き合って、ねっねーし」
噛んだ・・・?
「ぷぷっ!!!」
ちょちょちょっ!!!
笑ったらいかんよ?!
「そだよっ!!!付き合うわけない!!!」
毎日が大切だった。