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3:ひなんちょびくす:2015/05/12(火) 19:25 ID:y/2

第1章 『彼氏と友達』

「ねぇ、遙。」

「なん?」

・・・あれ?
いつもみたいに戻ってる?

「遙ってさ、自分のこと何て言う?」

「うち」

・・・言おう。

「あれ?」

「ん?」

「隼人の前で遙っていってたじゃん?あれはどうゆうこと?」

「別に何でもいいじゃん。」

・・・こんなとき、何か言い返せたらいいなって思う。


放課後

「あ、そうだ、希子?」

「何?」

「隼人くんが今日から部活で遅くなるから先帰ってだって。あと朝練も始まるから朝も一緒に行けないだって?」

「・・・わかった。じゃあ遙一緒に・・・」

「ごめんっ!塾塾!!」

・・・都合悪っ

それから何週間か1人で行動していたある時だった。


放課後

ーーーーーガラガラ

ドアからひょいっと顔を出したのは隼人だった。

「はやっーーーーー」

「遙ー!!」

「隼人ー!」

?????

「おぉ、希子!最近忙しいらしいな?早く補習終わらせて一緒に登下校しような!」

「・・・は?」

「ん?補習だから一緒に登下校できねーんだろ?」

嫌な予感がした。

「ああーー、隼人くん!いこいこ!」

「じゃあ補習頑張れよ!!」

・・・もう限界

ーーーーードンッ!!

希子は、勢いよく机を蹴り倒して叫んだ。

「何嘘いってんの?!ねぇ?男のためなら友情捨てるって?ソイツ希子の彼氏ですけど?」

「・・・」

「もし!補習が本当にあったとしても!他の女の子と行き帰りしちゃダメじゃんかっ?!希子、希子・・・」

「・・・」

「2人のこと、信じてた。」

続く


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