うちの家にはおネェパパがいる。
「もう〜,皆起きなさい」
「紫莉,部活遅れるわよ〜!」
わたしは吉田ヒメオ(本名は雅彦)
正真正銘おネェ,なき妻と結婚するまでは心が男と女の間だった。
なき妻,遼子と出会ったのはわたしが16年前
若きわたしと妻は大学で知り合い結婚前提でつきあい,22歳,18歳
その後,子供が授かった。
初めての子供が生まれたのは6月の始まり
長男,純也とつけた。
わたし達は中古の家をかい暮らし始めた。
その後,子宝に恵まれ昨年は五女,千早が生まれたしかし末娘が誕生後二ヶ月にして妻が急死
朝起きたらベットで冷たくなってた。
その後,なれない家事をこなして始めたら
だんだん心が女性にめばえていった。
「なぁ,紫莉」
「何?パパ」
「パパの事,気にしてる?」
「うんうん,あたし気にしてないから,ママの代わりに頑張っているから」
わたしは久々に長女と話した朝
長女はバレー部に所属
小学生からバレーをやっているほど大好きで得意である。
そのため,身長が178センチというかなりの長身である。
元々は小さい頃から長身な方で食べるのが好きすぎてかなりの大食いにして太らない体質。
「パパ,いってきます」
「気をつけてね?」
上の子達を送り届け末娘をおぶって掃除,洗濯,をすましおネェ仲間とお茶会
最初は街では男の格好で出かけ喫茶店の個室に入り女の格好をした。
「早いじゃない〜,ヒメオ」
「ヒデコ,ハナコ」
「千早ちゃんじゃない」
「可愛いわね,肌が白くてべっぴんさんね?」
「もう,歩けるようになったのね?」
「まぁ,ぼちぼち」
「いらっしゃいませ,ご注文ですか?」
「私,コーヒー」
「ヒデコは,ホットオレンジ」
「わたしはミルクティー」
「かしこまりました」
「千早,リンゴジュース」
「うん」
「ちょっとは話せるようになったのね」
「来年は二歳だもんね?」
「そうなのよ再来年から幼稚園にいれようと」
「まぁ,奥さんなくされたと聞いたけどちゃんと頑張ってるじゃない?」
その帰り,スーパーへ買えだし
「今日はなににしようかな?」
・・・・・
「ただいま」
「おっ,今日はカレーかぁ?」
「明翔,すきでしょ」
「オレ,大好き」
ガチャ(ドア)
「つかれた」
「ただいま」
「美味しそう」
中高生の子供も帰り
「ただいま,皆,カレー出来てるわよ」
「僕のクラスの友達,悠太郎が・・・・・」
「悠太郎君が面白い子ねぇ?」
「そうだろう」
「悠太郎君ってかっこいいわよね?たしか日系アメリカハーフの子なのね」
「たしかに悠太郎君ってイケメン」
「紫莉」
わたしはこの家族が大好きだぁ。