そして焼けたら箸でグルグルかき混ぜてスクランブレイクを作った
釜戸がグツグツとご飯が炊ける音、切り刻まれた野菜
それを盛り合わせたり、よそいだり……
「狐男さーーん!ご飯ですよー!」
狐男を呼んだ。そしたら、襖があき、狐男が目をこすりながらでてきた
「う〜ん……もう朝なのかい……?」
狐男はすごく眠そうにしながらふあぁ〜っとあくびをした
響は作った朝食を持って行きテーブルにおいた
「狐男さん寝不足ですか……?もしかして昨日徹夜で仕事を……?」
「……んあ……そーなのよー……頼まれたことがたっぷりね〜……ふあぁ〜……」
「そうですか。まぁ妖怪といってもあまり無理はしないでくださいね」
〈僕はいつもこうやって朝食を作り狐男さんと食べてます。
そして狐男さんは今日のようにたまに頼まれた仕事がたっぷりとあり寝不足になるときがごくたまにあります〉
そして狐男は箸をもち朝食を食べた
「……に、してもまだまだあるからね〜こりゃあ寝てたんないね〜……」
「あ、じゃあ狐男さん……僕も手伝いますか……?」
「ん……?アンタ、馬鹿いってんじゃないよぉ〜いくら力の持つ人間でもこればっかしは頼めないよぉ〜それにこれはあたしの仕事だからさ、あんたの仕事は自分の仕事のもやってなさいよ」
「あ、そうですよね……すみません」
響は少々苦笑いをした