世亜/
「……?」
僕は、幽霊。成仏できずにこの世を
さまよってる。一人は寂しい。そんな時、
女の子の鳴く声が聞こえたんだ。
「痛いよ〜」って。僕にできる事はないか?
って考えた、だけど、僕は、幽霊。
泣いている、彼女に僕が見えるはずなんて、
無いんだ。だけど、僕は泣き声のする方へ
と行った。僕は、声をかけた。聞こえなんか
しないのに……「大丈夫?どうしたの?」
彼女は、僕としっかり目を合わせてくれた。
幽霊の体になってしまってから、初めて
の事だった。