キミは私の太陽でした

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3:日向:2015/06/24(水) 19:53 ID:y/2

愛琉side

高校入学してからもうすぐで3ヵ月

そろそろ学校生活にも慣れはじめてきた。

「そういえばさ、愛琉」

「ん?何?」

ニコニコ笑顔で私に話を振るのは仲良しグループの1人、濱田鈴風。

鈴風ちゃんは長い黒髪を耳の下でサイドテールをしている。

「髪伸びたよねー?」

「髪・・・?」

ホントだ。

入学前日に顎下で切り揃えたはずの髪の毛は、肩に着いている。

「てか愛琉の髪の成長、早くない?」

鈴風ちゃんが言うと月花ちゃんが笑って言った。

「確かにっ!ねぇ、愛琉!」

「ん?」

「ちょっとこっち来て!」

そう言われれば月花ちゃんの隣に座った。

「ウチが愛琉を可愛く大変身させてあげる!」

月花ちゃんのお母さんは美容室の店長さん。

だからか、月花ちゃんは髪のアレンジが上手い。

月花ちゃんがいつもしているお団子も、自分でしていると言うから驚きだ。

「はい出来たー!」

「月花スゴいっ!愛琉、すっごく可愛いよっ!」

そう言いながら手渡された手鏡を手に取って見てみる。

「・・・うわぁ、スゴ!」

ただ、降ろしているだけだった私の髪は片サイドが編み込みされていた。

「これで愛琉もモテるよ!」

「ないないっ!好きな人だっていないもん!」

「そのうち出来るよ、きっと」

「いいよねぇ、月花ちゃんと鈴風ちゃんは・・・」

「何で?」

だって・・・

「可愛いし、モテるし!」

「そんなことないよっ!」

ある!!

「・・・こんな私と仲良くしてくれてありがとぉー!」

私が大袈裟に言うと2人は笑顔で返事してくれた。


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