あなたは.....何がしたいのかな?

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3:るんるん:2015/06/25(木) 02:00 ID:BUI

はぁ。今回で転校は最後、そう言ってたけど、本当かな?

ここにはレンがいる。

できれば、離れたくないの。分かる?お父さま。



「ちとげさん、ここがあなたのクラスよ。さぁ、入ってちょうだい。」

綺麗な先生に案内された部屋もキレイ。

ま、私立だしね。でも、前までの私立ってこんなにきれいだったっけ?

別にいっか。気にしない、気にしない。

「ガラガラ はーい、今日は昨日話した通り転校生を紹介する。」

この感覚、慣れてるなぁ。このざわつき感、キライ。

「入ってくれ。」

先生の口調が変わってきてるかも..?でも、このキリッとした大人の女性的教師なら、こんなもんか。


「転校してきた音愛ちとげです。よろしくお願いします」

男子の歓声、女子のヒソヒソ声、もう慣れっこだよ。大きい声で話せないことは今話さないでほしいなぁ。

「レントのとなりに席はつくったから。そこに座って、案内とかもレントに頼んだから。」

「え?あ、はい。」

はい来ましたー。お決まりの後ろの席になって---恋!ってやつ。レン相手じゃときめかないし、まず恋に興味ないから。

っていうか、他のところは席替えしてくれたわよ。

「不機嫌だな」

「そう?っていうかレンって頭良かったのね。」

「別に。お前、またいじめr......」

「うるさい。黙って......」

心配してくれている。そんなのわかってるよ。でも、でもね。

レンじゃ、この傷は埋められないの。この悲しみは、消えないの。

パパはお金持ちだからすぐに転校させてくれる。自分が悪いからって。

だけど、そんなんじゃ一生友達なんて出来ない。





昼休み〜

「レントくぅ〜ん♡一緒に食べな〜い?」

うげっ、何この人。やたらと身体自慢してくるんだけど。苦手なタイプだなぁ。

やっぱりレンはモテるんだ。なんか、ちょっぴり淋しいかも。

「悪りぃ。これからは『ちと』と食べるから。」

ん?ちとって私の事?んなわけないか。昔は『ちと』って呼んでくれてたのになぁ〜。

さて、行こうかな。 よっこらせっと。

「おい、どこ行くんだよ。」

....へ?


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