え〜と…
グルッと教室を見渡し自分の席を確認する
あそこ…のはずなんだよね。私の席
なのに…
「座られてるんですけど…っ」
私の席に当たり前のように座って隣の人と楽しく話している女が一人…
……ってか!!
なにあの女子の塊!!
1つの机を囲うようにたくさんの女子が集まってる
とりあえず…行こ…
近づくと女は私に気づいてすぐ目を反らした
こんっっの〜…
仕方ない、言うしかないか…
「あの〜そこ私の席なんですけど」
少し遠慮気味に女に言った。
くぅ〜…私ガンバったよね!
さぁ!どくのだ!
そんな私の気持ちとは裏腹に女はキッと睨んで
「ごめーん。ね!この席、私の席と交換しない?」
とふざけたことをいい放った。
それを見ていた周りの女どもは
「え〜ずるぅい」
「椋様の隣なんて〜」
なんて私が許す前提で女を羨ましがっていた。
…なんで私が譲んないといけないのよ
「あの…「そこどけよ」
私の言葉を遮ってハーレムの中心の男が女に言った。
「りょ、椋様?」
「お前らも邪魔」
その男の言葉1つでわらわらと女達は自分の席へ戻っていった
ってこの男!!
「私のファーストキスを奪ったやつ!」
「あ?…ってお前か…」