帝目線
烏丸「学年ビリのブスが一年で顔面偏差値を40上げて読モオーディションに合格した話」
帝「整形。」
烏丸「正解」
帝「クイズだったんですか」
烏丸「もちろんですよ。漢字の読み方で迷ってテイで通されるケースが多出するミカドさん。」
帝「詳しい解説ありがとうございます、顔面偏差値驚異の80越えを誇るカラスマさん。」
烏丸「いえいえ。顔は生まれつき綺麗だったから仕方ないんですヨット」
烏丸唯(からすま ゆい)。
恐らくもう二度と出てこないであろう下の名前を含めた彼女の名前はこれだ。
性格は不思議ちゃん。何を言い出すか検討もつかない。我ながら彼女と会話を出来ていることに驚く事が今までに何度もあった。血液型はO。誕生日は正月。学校のクラスは俺と同じ1年Z組。いわゆる問題児クラス。
帝「生まれつきっていうのはすごく仕方ない反面、どうしようもないことに苛立ちを覚えます」
烏丸「秀才には誰でもなれますが、天才は生まれつきのセンスです。特に私みたいな美貌もそれに値しますね。」
帝「そろそろ切れますよ烏丸さんっ」
烏丸「そういえば。確かに、うちの牛乳が今日の深夜で消費期限切れですね。飲まなくては。教えてくれてありが唐辛子。」
帝「教えたつもりありません...」
烏丸「いいんですよ。教えられたつもりはありマスカラ。」
帝「勝手な想像はほどほどに」
烏丸「駄菓子菓子、想像無しに幽霊や神は語れません。」
帝「幽霊や神の話をしてません」
烏丸「面倒くさいですね。世の中は。」
帝「あなたと喋るのも面倒くさい。」
烏丸「そうなんですか。今日はせっかく新作の消ゴムで遊ぼうと思ったノミ。」
帝「新品新作の消ゴムで遊ぼうとする人は初めて見ました」
烏丸「ミカドさんの歴史に書き加えておいてくださいな。記念すべき一人目として。」
帝「ふふっ」
烏丸「ついに突然狂い始めましたか。」
帝「いや、烏丸さんがくだらないと思ったので」
烏丸「.........くだらない会話でないとつまらない。」
帝「奇遇ですね。同じこと考えてました。」
烏丸「..土偶ですね。私もでした。」