あなたにこの想いは届かないけれど

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5:☆唯愛☆:2015/10/24(土) 22:49 ID:NCI

シャコシャコシャコ…
「ダメだ…取れないや。」
額の汗を拭って、美彩はため息をつく。
ゼッケンの黒い汚れを取ろうと、トイレ掃除用においてあった風呂洗剤で、ゼッケンをこすったのだが、全く取れる気配はない。
どうやら油性ペンらしい。
美彩はため息をつき、汚れを取るのを諦めゼッケンを絞った。
その部分だけ内側にタオルをしのばせ、
冷たくならないようにする。
そしてー。
美彩はうつむき、つぶやいた。
「私…何をしたんだろう。」


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