〜次の日〜
私は、お母さんよりも早く目が覚めた。
そして、キッチンへと向かった。
私は、朝早く起きれた時は、朝ご飯を作ることにしている。
大抵、朝ご飯は用意してないため、朝、起きれないことが多い私は、朝ご飯を食べずに、学校に行くことが多かった。
だから、貧血に心当たりはあった。
私は、冷蔵庫を開けると、ため息をついた。
何も、ない……
冷蔵庫にあるのは、卵と酒、マーガリン、ケチャップ、マヨネーズくらい。
今日の朝ご飯は卵焼きとトースト1枚。
お母さんの分の卵焼きをテーブルに置いた。
時計を見ると、まだ7時だった。
真由と莉乃ちゃんに、病院行くから、学校遅れていくねとラインを送った。
制服を着て、学校の準備をしたり保険証などを探したりして、リビングに向かった。
お母さんも、いつの間にか、起きていた。
「準備できた?」
「うん。」
「じゃあ、行こうか。」
私たちは、病院へ向かった。