早朝近所迷惑とも言える3個の目覚まし時計のアラームが同時に鳴った
僕は凄く朝に弱い。午前の授業中に寝てしまうほどに
なのでアラームを一時的に止めまた眠りにつこうとする
_____しかし我が弟がそうしてはくれなかったのだ
「…双葉兄、いい加減起きろー!!」
いきなり勢い良くドアを開けて相変わらずの大きな声と共に布団を無理矢理剥がされる
「蒼葉…お前何でそんな元気なの…」
「双葉兄が元気無さすぎるんだよ!
二度寝したら目覚まし3個かけた意味ないじゃん!!」
のろのろとパジャマから学校指定の制服に着替え始める僕を既に同じ制服を着た弟、蒼葉が朝にも関わらず大きめの声量で喋る
数分後…制服に着替え終わった途端、ピポピポピポピポピポーンと何度もインターホンを連打したであろう音が響く
「はぁ…絶対彼奴だ」
そう僕は溜息をついて玄関へ向かった