〜蓮〜
俺の目は白黒だ。
だって、可愛い女の子から、
「好きです!つき合ってください!」
と、言われたんだから。俺は、理解するのに数秒かかった。だけど俺の答えは、整っていた。
「ごめん。」
と、ちょっと、さりげなく断った。女の子は、
「なんで!?断るっていうことは何か理由があるんでしょっ?」
「俺は、他に好きな子がいるし、君の名前もわからないし、勉強も頑張らないといけないし。」
「私の名前は、菊。その女の子って誰?」
俺は、はっきりと答えた。
「瑠那だ。」
菊は、傷ついたように走りすぎた。
〜瑠那〜
どうしようどうしよう。
蓮くんも私のことが好きだったなんて・・・静かにしておこうかな。
告白しようかな。静かにしておいた方が良いけど、
あの菊って女の子だってがんばって告白したんだからしよう!!