そう僕にはソイツのこともいじめのことも見て見ぬふりをする大人もすべて関係無いのだ。 なのにソイツのひきつった笑顔が頭から目に焼き付いて離れない。小さな呻き声が耳に残って消えない。 「ああもうなんなんだよ! 」 と自分の部屋で夜にもかかわらず大声を出してしまい、一階から聞こえる母親の怒った声。 考えることが面倒になってベットに倒れるように勢いよく寝転がる。 そしてそのままうとうと、とうたた寝をした。自分が疲れていたのだろうかとかそんなことすら考えるのが面倒だ。