今日もクラスではいじめが行われていた。
先生の居ぬ間に。まあ先生が居たところでいじめにはほとんど影響など無いのだけれど。
僕らのクラスではもうすでにいじめは日直が号令を言うように毎日行われるのが"当たり前"なのだ。
僕はまた読書をしながらちらちらといじめを見ていた。
ただ今日は不幸にもいじめの首謀者の安曇と目が合ってしまった。
まさかたかが目があっただけであんなことになるなど考えなかった自分を殴り殺したい。
いじめの様子をちら見しなければこんなことにもならなかったのに。