*☆オリキャラ板にいるキャラを使っていちご色の小説☆*

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4:*☆いちご☆*◆r6:2015/12/25(金) 13:26 ID:wjM

“茉侑目線”

キーンコーンカーンコーン、授業の終わりのチャイムと共に
私はまた、“また”あの場所へ駆けつける。

「うん、今日も来たね!良い子良い子!そんな良い子にプレゼント。」

声をかけてくるのは100位代の男の人、女の人達。
私を呼び出してはいつも殴る。私が戦闘練習していれば邪魔をする。
仕方なく練習をやめればまた殴る。意味もなく殴る。
プレゼント、と言って私の頭に水をかける。その上からまたゴミをかける。
何も悪い事していないのに。なんでこんなことされるのか、私にも
分からない。

「ほら、ありがとうございますご主人様、汚い私のお口にゴミを入れてくださいって言わなきゃダメだろう?」

嫌だよ。言いたくない。言いたくない。なのに言っちゃう。

「ケホッ‥‥ありがとうございます‥ご主人様‥‥私の汚い口に‥ゴミを入れてください‥んっ!?」

言われた通りその言葉を述べた私。あぁ、弱いなぁ。私って本当に弱い。
言った瞬間口に靴を入れられた。ダメだ。苦しい。

「ほら、早く綺麗に舐めとってよ。お前のせいでゴミだらけになっちゃったんだからさ‥え、もう?早くない?ちっ‥」

さっと私の口から靴を抜けば私の頭掴む男。

「次も、きちんと楽しませてよ?」

不気味に微笑めば頭を強引に放し私を投げ飛ばす。男の人達はもう‥
行った。その瞬間溜まっていた疲れがどっと吐き出された。

「ケホッケホッ‥‥‥うぅ‥苦しい‥‥」

地べたに四つん這いになり口からゴミを吐き出す私。汚いのは分かってる。
けど、我慢出来ないから。私がその影に気付いたのは数分後。

「茉侑ちゃ〜ん?大丈夫?」

金髪の少し長めの髪を一つに結ってニヤニヤ笑ってるこの男の人は、操くん。
順位も技術も私より断然上。こんな私に声かけてくる人なんて
滅多にいない。でも待って、操くんも私に何かするつもりなのかな。
謝らなきゃ。

「ご、ごめんなさい‥あっ、き、気にしないで下さいっ」

慌てて私は立ち上がりさっと頭を下げて謝罪する。
許してもらえるかな。心配だ。

「え、なんで謝るの‥?」

そう言って私の頭を撫でる操くん。
触らないほうが良いよ。汚いですから。ね。

「き、汚いですよ‥触らないほうが‥」

「僕は汚くないって思ってるんだから、良いでしょ?反論するの?」

ニコッと微笑み私に問いかける操くん。その笑みが
怖いよ。だから私は素直に言う事聞かなくちゃ。何されるか
分からないのだから。

「い、いえっ‥そんなつもりじゃ‥‥」

「そう、なら良いよね。それにしても、髪ふわふわだね。」

撫で続ける操くん、私髪短いし癖っ毛なだけで‥
決してふわふわなわけじゃない‥

「操くんのほうが‥綺麗な髪してます‥‥よ‥‥」

「だよね。僕もそう思う。」

えっ、否定しないんだ。でも、操くんはこうだもんね‥


僕を見つめる女の子。わお意外と可愛い。
少し興味あるなぁ。痛がる顔、見てみたい。


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