髪をとかし、制服をきて、目玉焼きを口に運ぶ。うーん…やっぱり目玉焼きは半熟に限るね。目玉焼きは半熟じゃないと嫌な中学2年生品川すばる。何でか知らないけどモテる。そんなことを考えていたら目玉焼きは食べ終わっていた。
「よし。」リップをぬってお皿をさげる。
「ごちそうさまでした。」
「おいしかった?」
「いつもと同じ。」
「じゃ、おいしかったって訳ね」
フンフフーン
と鼻歌を歌いながら皿を洗う母。実の子供が言うのもなんだが、母は美人だ。女優みたいなふいんきをもつ。何で芸能人にならなかったのだろう。まあどうでもいいんだけどね。
「いってきまーす。」
「気をつけてね。」
「うん。」