<あらすじ>
12年前、ある海辺でそれは起こった。神上リンとランは孤児院の近くにある海辺に来ていた。そこに二人で遊んでいた時、リンが貝殻拾いに夢中になってふと気付くとランの姿が無かった。ずっと長い海辺を歩いて探して、しばらくするとランが倒れているのを見付けた。抱き起こして見ると胸の近くから血が流れていた。するとランが目を開けてリンに青いシーグラスを渡し微笑むと体から力が抜けていった。しばらくすると警察が駆けつけて来たがその人が放った言葉が「その子は最初から居なかった。」と言った。すると後ろから政治家の人が「君は何も見なかった。この事件はなかった事にしましょう。」と言いランの遺体を持って行った。その時、沈みかけていた太陽の光が海を揺らしまるで青い陽炎のように見えた。あれから12年、あの事件に関わってきた警察や政治家を殺して来たが妹を殺した犯人をまだ見つけていない。