「 あおー!、」
朝一番、我が家に響いたのは心友の声でした。
「 え……環菜 ?!、」
私の名前は 一宮 碧生 、小学六年生です。
そして……只今7時。やばい、遅れるっ…
「 環菜、ちょい待ち!、今すぐ行く! 」
ピンチです、部活遅れちゃう。顧問の先生怖いんだよなあ。
環菜も待たせちゃうし。寝坊するし。もうやばいっ…
「 いってきまーす!、」
私は誰もいない家に挨拶を済ませ、家を出た。
「 環菜遅れてごめん、寝坊した… 」
「 つーか格好で分かるよ。食パンくわえてウケる〜! 」
まあ漫画の定番ですよね。ハイ。
「 遅れるよっ、いこ! 」
そう言って私達は学校へ向けて大急ぎで走ったのである。
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