* . ° 偽りアテンション ° . *

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17:えんえん唄優◆VY:2016/02/03(水) 20:19 ID:j4U

せいはくすりと面白そうに笑う
ニコッと笑い返すと先生が言った

「はい、今日の授業はここまで 解散〜」

『 ありがとうございました 』

一気に教室がざわざわ騒がしくなる、のが平凡な学校の特徴
でもここは違う
誰一人喋らず転々と片付けを始め校庭に散らばってゆく
私はささっと終わらせると制服を着てランドセルを背負い外に出た
一人で歩いているところ、声をかけてきたのは
北川みうか、通称ミー。私の班員みたいなもの

『 ねえシエ、せいもあるるもまんぼーもかいゆもエリートもえるも
家帰ったら学校集合ね 』

『 分かったよ、ミー 』

にこりと微笑み私はそう返した
私、せい、あるる、まんぼー、ミー、える、かいゆとエリートは
紹介してないけどいっか 笑

『 なぁ、どうせならクラスみんなの方が‥』

とモテ王子キャラが売りの箕浦はる、ことエリートが呟く
ミーはエリートの横腹を突くとこういった

『 馬鹿ね、そんなんじゃ楽しくないでしょ 』

『 そうだね‥ミーはある達以外と遊ぶの嫌がるもんね
あるが好きだって証拠だよ! 』

そうあるるが言うとミーは冷たい笑みを浮かべこういった

『 断じて違うから 』

『 えっ ミー酷い!あるのこと‥嫌いなんだ‥? 』

あるるは上目遣い&涙目でミーを見つめる
私達6班メンバーの周りにいる人達はあるるの姿にメロメロ

『 効かないから 』

バッサリと切り捨てたミー あるるは頬を膨らませながら
えるに抱きついた

『 わあっ!?あ、あるる‥どうしたの‥?』

あるるはうるうるした瞳でえるを見つめぎゅーっと抱きついた

『 える!やっぱりある、えるの隣歩く!ミーの隣怖いもん‥ 』

周りの人は私達の様子を微笑ましい光景、とでもいうかのような顔で見ている
まあ、さすがって言ったところかなぁ
あるるの愛されキャラ、えるの大人しいキャラ、エリートのモテ王子キャラ
せいの可愛い系男子キャラ、まんぼーのムードメーカーキャラ、
ミーの氷の女王キャラ、かいゆの毒舌キャラ
そして私の完璧キャラ‥
この8人でなければ描く事は出来ない理想のユニット
先生達もすっかり騙されている


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