「…おいで。
ねぇ…、僕の前から消えないで?
僕が君を愛しているから、だから。
生きててよ、…ねっ?」
昔から、誰にも愛されなかった。
気づけば、いつも1人でいた。
ただ…、ただいつも、みんなの笑顔を眺めて頬が濡れるのを感じるの。
…それでも貴方だけは、こんな私を見つめてくれていた。
体の芯までとろけるような甘い甘い笑顔で、ふわり、暖かく抱き締めてくれる。
私にだけ見せてくれる姿に、胸がきゅんとなって…、目一杯の幸せを感じる。
…気づいたら、私はもう、
__貴方無しでは生きていけなくなってしまったの。