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8:れもん◆GKw:2016/03/25(金) 17:59 ID:11Y

前回に続きまた揃います←



第4話 

10月二週目(1ヶ月全て四週間でいきます)


星也が引っ越してきて、三週間ほどがたった。
星也と一緒の班になってから、毎日楽しくなった気がした。

班になったばかりの時に文にした悪戯は、文が楽しめるくらいに適度にやっていた。

そのときは、私がとったり、星也がとったり、優紀に協力してもらったり。


「今とっちゃっていい?」

文が座っているが、後ろの人と話している。筆箱に手をのせて横を向いているが、試してみる価値はあるだろう。

「取っちゃって!」
「無理だよ!気づかれるって」

優紀がそう言うなか、星也は賛成した。

「じゃあ取るね!そぉーっと、ね」

ゆっくり筆箱を掴んだ。
そして、少しずつ、少しずつ、動かした。

とす、と 、文の腕が机に落ちた。

小声で笑い、話す。

『取ったよ!すごくね!?気付いてねぇ!w』
『文何できずかないのか…、うちやったら絶対気付くわ』
『あいつアホやろ』
『『いや、星也のがアホや。』』
『揃って言うな!』


みんなで笑っていると、文が体の向きを戻した。
次は、早く気付いたようだ。

「俺の筆箱!!」

もっているのは私だ。
だけど……

「菊地!!とったやろ!!」

「「え?」」

「は!?」

私と優紀のこえがそろった。
星也は驚いていた。

「返せや!このアホ!」
「お前も言うん!?てか俺ちゃうわ!!」

「じゃあ誰だよ?」
「こいつやって」

私を指差した。
だが文は…

「嘘つけ! 」
「なんでや!?( ̄□ ̄;)!!」
「じゃあその手に持ってるそれはなんだよ
俺の筆箱じゃねぇかよ!」
「へ?あ!?は!?いつのまに!?おまっ…」

「あははははっ!!大成功〜wwwwww
星也も同じくらい鈍感じゃんw」
「どうやっていれたんだよ!?」
「えー?それは、星也の手がちょうどいいくらいに開いてたからスポッと」
「おい!」

班全員で大笑いした。
このとき、私は…、

もともとほんのり赤い頬が、林檎のようになっていた。


いつもは早く土日が来てほしいのに、今は来てほしくない。
何故でしょう?

続く


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