そこは、とある白い家の中だった。そこではミカという少女と、お母さんとお父さんが住んでいた。
ミカは、おしとやかな子で、体が病弱で、あまり外で遊べないので友達も減っていった。それでも仲良くしてくれる子はいたが、その子達も次第にミカの家に来なくなっていった。
ミカは、走るのや激しい遊びが苦手なだけで、花摘みや、ピクニックなどの遊びはできた。
だが、好奇心旺盛で鬼ごっこなどをやりたがる子たちには、それが理解できないで、ミカを省いて遊ぶようになっていった。
学校へは行けるが、それだけで外には出なくなったミカの体は、次第に衰弱していった。