あたしは山本花音。
正式名はエリザベス・花音・マチルダ
フランス人と日本人のハーフ
しかし今のあたしはホームレス。
カサッカサッ
(あの子,残飯食べる〜)
(でも顔は日本人離れ？美人だけど服ボロボロだわ)
まわりの人達が嫌味をいう。
「君！」
「ダレデスか？侍さん？」
「侍さん？」
「ハイ,日本は侍がいるんでしょ？」
というしらないおばさんがいう。
「侍なんていないよ」
「‥・・・」
「あなた,学校は？」
「学校はあまり」
「ちゃんといかないと駄目よ？」
「・・・・・・」
「お父さんとお母さんは？」
「・・・・・・」
「ねぇ,聞いてる！」
タアタアタアタアタア
しつこいのは好きじゃない。
実はうちは親がいない。
両親の離婚後は母親に引き取られたが母親は他界。父親はしらない。
フランスで生まれたが３歳の時に離婚後は
しばらくはフランスに住んで１０歳の時に
日本に来ました。
コンビニを見つける。
お腹がすいた。でもお金がない。
でも盗んだら万引きだ。でも。
うんうんやっぱりやめよう。
・・・・・・・・・・
今日もゴミ探し。
チリンチリン
「見つけました」
誰？警察？あたしのところへ向かってくる。
日本人の警察は刀ももているからもしれない。
タアタアタアタアタア
あたしは怖く逃げ出す。やばい殺される！
「おいっ,そこのおじょうさん」
「・・・」
「怖くないから,少しお話してもらえませんか？」
「・・・えっ？」
交番
「ワハハッ,僕らの事を刀を？」
「ダッテ,しらないんです」
「しらない？」
「うちはフランスの出身で１０歳のトキに日本に来ました。しかし母親は他界していて
みうちもおらず今にホームレスです」
「そうか,君,名前は？」
「山本エリザベス・花音・マチルダ」
「じゃ、花音ちゃん、君、身内がいないなら
児童養護施設に入ってもらおうか？」
「児童養護施設？」
「君は未成年者だろう、だから児童養護施設で暮らしてください」
「・・・・・・・・・」