彼女は毎夜そこを通る。 そこを通ると公園がある。 街灯纏う舗装道路、黄色い光に包まれ歩く。その左手には迷い子の森林、その右手には彼女の公園。 そこで彼女は立ち止まる。 その公園には何かがある。 緑の芝しかない公園、そこに何かが描かれる。 描かれるが出現する。