「あ〜今日も学校疲れた〜」
ツクモ シンヤ
俺の名前は 九十九 神夜
「学校最高なのに仕事みたいに言わないでよ〜高校生活は人生で一回しかないんだよ?」
ああ・・・・・またでた、こいつのセリフ、中学でも散々聞いたぜ・・・大体まだ入学して2週間だっての・・・
「いま入学して二週間なのにそんなセリフ言うなって思ったでしょ。」
鋭い・・・・
ネズ ミリ
こいつは 鼠 美理中学での付き合い。
まあ、見ての通り、こんな会話が毎日続く。
はずだったー。
サイレンの音、皆の悲鳴、崩れる家の音。
こんな地獄のような悲しみは初めてだった・・
俺は気づいた。
美理・・・美理!どこだ・・・?
「美理ーーーー!」
俺は必死で叫んだ。地震のなかで揺れ続ける中でも。
震度7となっていて、立つのも困難だろうと。
それでも叫ぶのをやめなかった。
「美理ーーーー!聞こえてるなら返事をしてくれーーーーー!」
頼む・・・・・美理・・・・見つかってくれ・・・・
「お前との楽しく過ごした日々は・・・皆消えるなんて・・・そんなんでいいのかよ!美理ーーー!」
声がかれるほど叫んだ。それでも見つからなかった。
「なにしてるんだ!早く避難しなさい!」
俺は嫌だ嫌だと言いながらも、無理やり避難所に連れて行かれた。
美理とのあの楽しかった日々が無くなるなんて嫌だと思ったからこそ、俺は、「人を探しています。名前 鼠 美理 年齢 17歳 特徴 赤い眼鏡をかけていて、茶髪のおろした髪で、身長は175cm。」
その紙を書いて、いろんな場所へはった。それでも見つからない。
自分で危険だと知っていても、探しに行った。
一ヶ月たっても見つからない。
もう美理は死んだのか・・・そうネガティブな考えかつ、この世が終わるんじゃないかと考えるようになった。
さらに三ヵ月後
プルルルルルルルルルルル
突然の電話が来た。
「もしもし・・」
「ああ、九十九君?」
「はい。」
「探してる・・・美理ちゃんなんだけど・・・」
ああどうせ人違いだ・・・
「この話は、ちょっと△□避難所に来てからでいいかしら?」
「どうぞ・・・・」
俺は△□避難所へ行った。
「九十九君、美理のことなんだけど・・・・死んだのよ。」
え?・・・・・・美理が・・・死んだ・・?
「嘘でしょう。冗談はやめてください・・・・」
「本当よ。」
嘘だ・・・嘘だ・・・・嘘だ・・
「嘘だああああああっ!」
俺は泣いた。3年ぶりに、たくさんの涙を流して泣いた。
ずっと。泣き続けた。
葬式が行われた。
俺は・・・美理のことが好きだった・・・なのに・・・・それなのに、死んだなんて・・・悲しいなんてものじゃない。絶望だ・・・
と、このように、人の命が失われるのは、悲しいことです。だからこそ、簡単に暴言を使ってはいけません。自分が、美味しくご飯を食べれる、スヤスヤと寝れる、楽しく学校へ行ける。そのことに感謝しましょう。(この話はフィクションであり、実際の人物や、団体とは、一切関係はありません。)