能力を持つ者達が出会うとき

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3:夜空:2016/07/03(日) 11:08

 夏は嫌いだな。
 私はずっとそう思って生きてきた。 
 
 朝、カーテンを開けるとまぶしい日差しが部屋の中を照らす。
 これが気持ちいいなんて私は思えない。
 
 「サツキ!おはよう。」
 
 「ハルカ!もう、勝手に入ってこないでよね。」 
 私の部屋に入ってきたのは蒼原ハルカ。
 両親が事故で亡くなって私の家に住んでる。
 
 「ノックぐらいしなさいよ!」
 私はハルカを睨む。
 「ごめんごめん。ね、今日は久しぶりに二人で出かけない?」
 ハルカが私をじーっと見つめる。
 あぁ、ハルカのこの青く光る目に見つめられると勝てない。
 「わかった。どこがいい?」
 
 「別に行きたい場所なんてないよ。適当に散歩しよ!」
 は?って思ったけど、これがハルカだし。
 私はうなずいた。
 しょうがないなぁ。
 
 
 
 「よし、ターゲットを見つけたぞ。」
 「さすがハイド。」
 「黙れ!ワン。」
 「冷たいなぁ。」
 


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