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2:ジャーデ:2016/07/12(火) 19:53

『カードの道』

「おい、見ろよこれ・・・・・」

「・・・カード・・・だな・・・・・」

「あぁ・・・でも、これだけじゃないみたいだな」

「はい?」

「あっちの方、ずーっとカードが落ちているだろ?」

「・・・あ、本当だ・・・」

「・・・行ってみるか」

「・・・まぁ、構わないけど・・・」

「拾い続けていれば、一つくらいはクレジットカードが落ちているかもしれないぞ」

「いや、そりゃあねぇだろ」

「わかんねぇぞ〜?もしかしたら一万円札が」

「ねぇって・・・」

「五万円札とか・・・」

「・・・いや、それは現実にねぇから」

「トランプが落ちていたらゲームができるし」

「・・・ババ抜き、とか?」

「・・・いや、それじゃない・・・・・えっと・・・確か・・・ポーカー、だっけか・・・・・?
 お互い持っているカードを自分の額に付けて、自分が持っているカードが見えないようにする・・・・・
 相手が持っているカードしかお互い見れないようにするゲーム・・・・・まぁ、もしやるとしたら、
 俺がキングのカードを持ってお前がジャックってところだな」

「はぁ?俺がお前より下かよ」

「あぁ、悪いか?」

「悪いっつーか・・・・・何か気に入らない・・・・・」

「・・・まぁ、勝負は時の運だ、何のカードを引くかはその時の運だな・・・・・」

「ところでキング・・・」

「何だ?ジャック・・・」

「このカードの道、どこまで続くんだろうな・・・・・」

「さぁな、それより、トランプが落ちていたら何のゲームする?」

「・・・ババ抜き」

「お前そればっかな」

「・・・悪いか?」

「いや、別に・・・・・」

「まぁ、ジョーカー引いてゲームオーバーにならないように気を付けるだけのゲームだ・・・」

「あっ!」

「どうした?」

「最後のカード・・・・・拾った・・・・・」

「何だった?」

「・・・ジョーカー」


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