平和から生まれた、ドリームランド!

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3:ほのあ◆1o:2016/07/28(木) 17:38

第1話 ドリームランドは、今日も平和です! 編


アリス「ふぁ〜暇だわ〜」

ドリームランドに住む一人の少女、アリス・スマイルは、今日もなにもやることがなく、一人寂しくそうつぶやいているだけだった。
性格は普通に明るく、誰とでもすぐに馴染めてしまう。友達想いだが、めんどくさがり屋で頭が悪い。

今は夏休み。それだから、夏休みの宿題がどっさりとあるはずだ。
しかし、アリスはめんどくさがり屋なので、宿題を見向きもしない。
親に言われても適当に返事をして、結局やらないで暇だ暇だと言っているだけのアリスであった。


と、そんな時。
ピーンポーン♪と家のインターホンが家に鳴り響いた。宅配便かなにかだろうか。家族からは、なにかを頼んだ、という報告はなかったのだが……
今家にいるのはアリスだけだということで、玄関に行き扉を開けた。

アリス「へいへ〜い、どちら様でしょうか?」

ガチャリ、と扉を開けると、そこにはアリスの見馴れた姿があった。

カシア「アリス!暇だったから遊びにきてやったよ!」

アリス「な〜んだ、カシアか〜!てっきり強盗かと……」
カシア「強盗…?ってかそもそも強盗なんて入る?こんな貧乏臭い家に…」
アリス「今すぐこの家を作った人に謝りなさい!!今すぐ!」
カシア「あーはいはい、悪かって!」

相変わらず、のんきな二人だ。

ちなみに、このカシアと名乗る者はアリスの親友で、昔から仲が良かったという。
カシア・ハッピーという子で、バカそうに見えるが実は真面目な奴なのだ。バカ真面目というものだろうか。


そしてその後、二人は近くの公園で遊んでいた。

アリス「んっんー!今日も太陽が光輝いてるねぇーっ!」
カシア「そうだねー!気分も良くなるよ!」
アリス「太陽さん、今日もハンサムだよ!カッコイイ!」
カシア「いやいや、太陽には顔が無いんだから…」

と、太陽を見つめ、褒め称えるアリス。
そして、それにツッコミをするカシア。

そんなほのぼのとした会話を続けながら、二人は公園のベンチに座り、太陽の光を浴びている。ひなたぼっこみたいな感じだ。
キラキラと輝く太陽は、二人を照らし続けている。


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