「みな........と?」
クラスで最も大嫌いな生徒会長。
腹黒そうな笑顔が気持ち悪い奴。
「氷雪、何でいるんだ?」
驚いているのは私だけではなく。
「何でって........それ.......は.....」
目の前がグラッと歪んだ。
出てくる時もこんな感じだったな。
「氷雪?」
湊が私の顔を覗き込んでくるけどその顔もぐにゃりと歪む。
「みな........」
湊。と言い終わる前に私は何かを吸い取られたような感じで私は意識を失った。
「氷雪っ!?」
その声も水の底から聞こえるように遠くから聞こえた。
「.........ん。」
小さなつぶやきを漏らし私はゆっくりと目を開けた。
目の前にいたのはあいつだった。
「湊っ何でいるのっ。」
「それだけ元気があれば大丈夫だな。」
ニコッとした笑顔がそこにある。
でも助けられたのは事実だ。
「で、聞きたいんだけど何で私は湊の家にいるの?しかもこのベット何?」
冷ややかに睨みつける。
「いつも来てただろ?それにこのベットは掃除したばっかで綺麗だし。」
「バカ、いつも来てなんか________。」
いつも来てなんかない。と言おうとして思い出した。
小学校のときは毎日のように来てたな。
「ほら。」
勝ち誇ったかのように笑った。
「あと、」
さっきの笑顔はなくなり湊は急に真剣な顔になった。
「その傷どうしたんだ。」
ハッとして私は自分の腕と足を見た。
半袖半ズボンのままで家を抜けたのを忘れていた。
いつも通りの傷だらけの腕と足。
「この傷は________その..........。」
湊に傷のこと言うのかな…(・・?
隠してきた傷見られちゃったん
だね…
相変わらず小説書くの上手
続きが気になる