恋と友情、あと嫉妬。

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3:おり花:2016/08/30(火) 15:31

....Prolog....

「よっし、文芽、鬼ー!」

「くそう!10秒で捕まえてやるーーー!待ってろ実傘!」

「10秒?頑張れー笑」

「なんで私なのぉ文芽!」

あははははー…。



これはもう、2年前のことだ。

私達も、もう小6。

さすがに男子と遊ぶことはなくなった。

私は正直遊びたいんだけど……そんなこと言ったら、どうなるかわかんないし。

この歳になると、カップルができたりする。

別れ話が浮上してるところまで…っ。

到底、追いつけない。

そりゃあね、私にだって好きな人はいるよ。

でも……。

向こうはきっと、わかってないんだよ。

っていうか、単なる同学年の女子ってだけで。

別に、なんとも思ってないと思う。悲しいことに。

それに、もう両思いになってる女の子がいるっていうか。

付き合ってるっていうか!

まあ、これはあくまで噂だけど…。

でも、時々、ほんとにそうだろうなあ、って思う時がある。

だって、その2人、2人っきりではないけど、遊んでるんだもん、未だに。

羨ましすぎるよ。

まず、クラスが違うし。

出る幕がないっていうか。

中学生になって、もしクラスが離れたら…。

もう終わり。



これは、小学6年生の、恋と友情と嫉妬の物語。


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