「………えっ?」
「だからー、僕ら、一回外に出たらもう戻れないんだよ!」
「…え、それすごい困ります。私学校もあるんで。」
「大丈夫。私達の姿はご主人にしか見えませんわ。」
「……あっそ。好きにすれば?」
あーもう。マリーは常識あるけど、エリーゼ常識ないじゃん!ったくもー。
「………な、何か悪いな。」
「いいよ。マリーは謝らなくて。でも、全ての元凶はー……。」
「「お前だろうがーーーーっ!!」」
「あうっ!?」
マリーと私、二人で声を合わせ、二人で同時にエリーゼをフルボッコ。
「はぁ、はぁ………ったくクズ天使!由加里も迷惑してんのが、分かんねーのか!?」
「うぅ………。ご主人、怒ってない…ですよね?」
「んー?何か言ったー?」
「はぅぅ……。マリー…………。」
「寄んな、殺すぞクズ。」
「はいーーーっ!!!」
あぁ、今日は厄日か?でも、ちょっと楽しいかも。
こうして由加里の毎日は、天使エリーゼ、悪魔マリーと出会うことで、面白おかしい毎日となっていくー…。
〜続く〜