プロローグ。…☆
とある学校の休み時間。その日、太陽が光り輝いていた。つまり天気は晴れ。
クラスの人は半分校庭に遊びにいっているか、その半分は校舎の中か教室にいた。
そんなとき、私は片想い中の男の子に、面白半分でこう聞いた。
「ねぇ、ーーくんの好きな人って……だれ?」
そう、私と君意外に聞こえないくらい小さな声で。
ああ、この時私が聞かなければよかった。とても後悔した。
でも、この時私が聞いてしまったんだ。だから失敗した。
なぜこの一言で、「後悔した、失敗した」というのか?
そりゃだって、
ーー君の好きな人が、クラスにいたぶりっ子だったからだよ。