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3:ホイップる-デコレーションケーキ-:2016/10/24(月) 19:19

Episode 1 みんなでクイズ大会しよう!



とある学校のない土曜日のお昼。その日は、くもりでも雨でも雷なく、すっきりと晴れた日だった。
リボンは親友のポリルとマリアを家に集め、リボンの家のリビングで一緒に雑談をしていた。

そんな楽しい時間を過ごしていると、途中で会話が途切れてしまった。
今の時間は午後2時37分。まだ時間はあったので、新しく話題を出すために、リボンはこんな意見を出した。

リボン「ねぇねぇ!次はクイズ大会しない?みんなでクイズを出しあって、それに答えていくって感じで…!」

ポリル「クイズ大会!いいじゃんいいじゃん!楽しそうじゃん!ポリル、魔法は使わずに自力で解いてみせるのです!……しゃりしゃり…。」

どん、と胸に手を当てて自信満々に言ったと思えば、リボンのお母さんが「はい、りんご!よかったら食べてね。」という優しい口調で、真ん中のテーブルに置いていったりんご。
それを手でつかみ、口にして舌鼓を打つ。
ポリルが今りんごを食べたので、また1つお皿からりんごが無くなっていった。

マリア「いいですね!私、クイズを作るのはあまり得意じゃないですが、面白そうなので賛成です。」

返事を返したあとには、誰に見せるわけでもなく、無意識に微笑んでいたマリア。きっと、こうしてリボンたちと話すのが楽しかったのだろう。
これで、ポリルとマリアの2人がリボンの意見に賛成したということになった。


リボン「みんな、賛成ありがとう!じゃあ、あたしからクイズ出すよ〜。第1問!」

ででん!という、クイズ大会にありがちな効果音が聞こえてきそうな雰囲気でそう言う。

リボン「普段目には見えないけれど、それが無いとみんなが生きていけないものはな〜んだ?」

ポリル「目には見えない、か〜…。 なんだろう?魔法を使えば簡単に解けるけど、自力で考えるのはやっぱり難しいよ〜!」

リボンの出した問題に、ポリルは頭を抱えて考え込んでいる様子。
マリアの方は、なにも言わずに目を瞑って手を組んでいた。きっと、答えを頭の中で考えているのだろう。


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