リボン「難しいなら、ヒント教えてあげよっか?」
マリア「あっ!私分かりましたよ!
答えは『空気』!普段に目には見えていないけど、息を吸わないと苦しくなってしまいますものね!」
ポリル「おぉ!確かにそんなのもあるね!これは正解でしょ〜!」
リボン「ピンポーンピンポーン♪マリア、正解だよ!おめでと〜!」
2人のためにヒントを言おうとしたリボンだったが、その後すぐマリアに答えを言われてしまった。
心の中では、「この問題、簡単だったかな?今度はもっと難しい問題作らなきゃ!」と思うリボンだった。
ポリル「やっぱり正解だ〜!
マリアすごいね!ポリルも負けてらんないな!」
笑顔で言いながら、マリアの方を向きパチパチと音を立てて拍手をする。
マリア「うふふ、ありがとうございます!まだまだチャンスはありますから、頑張りましょうね。」
ポリル「オッケオッケ〜!」
リボン「それじゃ、次は……ポリルが問題を出してくれるかな?」
ポリル「はいはーい!分かった分かった!問題出すよ!第2問で〜すっ!
最初はなにもないけれど、だんだん水玉模様が出てくるものはなんでしょ〜かっ!」
場の雰囲気をにぎやかにするような勢いで、ポリルが自分で考えたと思われる問題を出す。
ちなみに、さっきリボンが出した問題も自分で考えたものらしい。
リボン「み、水玉模様だってェ!?そ、そんなものあった…?」
ポリル「あるんだな〜、それが!よーく考えてみてね!」
マリア「これは難しそうですね……。」
ふふふ、難しいだろぉ〜?とでも言いたそうな目で、ポリルは2人の方を見る。
その後、またさっきのように真ん中に置いてあった林檎を食べた。さっきから林檎を食しているのは、フルーツが大好きなポリルだけだ。
リボン「う〜ん…。たまに外に置いてあるアメとか?」
ポリル「ぶっぶ〜!は〜ずれ〜!」
小さい指を使って罰を表し、どこか嫌味ったらしい声で話す。
リボン「そ、そんなぁ〜!せっかく考えたのに…。」
マリア「でも、どうしてアメなんですか?」
リポン「だって外にアメが置いてあるとさ、
アリとか色んな虫が集まってきてだんだん水玉模様が完成していって…。」
マリア「リボンさん!私そういうのは苦手なのでやめてください!!」
リボン「そ、そうだったの!?ごめん…!」
どうやら、マリアは今リボンの言ったようなものが苦手なようだ。
集合体恐怖症……とでも言うのだろうか。簡単に言えば、水玉模様などの丸いものが集まったものが気持ち悪いと感じてしまい、身体が受け付けないらしい。
ポリル「ハイハイハイ!その話は置いといて、クイズ大会再開だよ〜!わかんなかったらヒント出すから!」
手をぽんぽんぽんと3回叩き、大きな音を出しわざとらしくリボンとマリアの会話を終了させるポリル。
リポン「……あっ!今のポリルの言葉で、やっと答えが分かった〜!
正解は『バナナ』!だよね?バナナは放っておくと、だんだん水玉模様が出てきて食べごろになってくるもんね!」
ちょっとウザいドヤ顔を見せながら、大きな声で答えを発表する。
ポリル「バナナ…!!
そうそう、バナナだよバナナ!さっきのマリアも今のリボンもすごい!だいせいか〜い!」
リボン「よっしゃあ!大正解だ〜!」
大正解したのをとても喜んでいるのか、ぴょんぴょんと何回もジャンプし、床をトランポリンのように扱う。
マリア「うふふ、よかったですねリボンさん!
(どうしてさっきのポリルさんの言った言葉で答えが分かったのかは不明ですが…。)」
リボン「ありがと〜!今度はマリアが問題出していいよ!」