「着いたよー!」
「わぁぁすっごい素敵!」
「でしょ?雑誌で見て私も一目惚れだったんだぁ」
「これは一目惚れになるわぁ…」
「俺の事は?」
「んー?」
ん?誰??
ふり返ったけど、誰か分からない…
「え、ど、どちら様?」
「は?知らねぇの?」
「知りません…」
「俺、あんたのお見合い相手なんだけど」
は??
「そんな事、今まで親に聞いたことありませんが…」
「は、マジかよ。あんたの名前、西田茉緒だろ?」
「こわ…」
「だから、お見合い相手だから知ってるに決まってるだろ」
「お名前は?」
「小池大地」
「は、はぁ…」
聞いても全く知らない名前。
「まぁ、やっとあんたの事見つけれたんだから、苦労した俺の身にもなれよ」
「はい?」
「あんたと俺はこの先結ばれる予定。分かったな?」
「いや、そんな事聞いてない…」
「はい、これ連絡先。じゃあな」
言い終わらないうちに無理やり連絡先を受け取らされ、行ってしまった。
意味わかんない…