「でもさー、まぁまぁなイケメンだったよね」
瑠莉と買い物を終え、帰ってる途中。
「小池大地?」
「うん。まぁ私のダーリンには敵わないかもだけどっ★」
「(うざ)…」
「茉緒?顔が死んでるよ?」
「いいね、瑠莉には彼氏がいて」
「茉緒こそあんなイケメンな彼とお見合いの話が進んでるなんて羨ましいよぉ」
「いや、誰か知らないし…」
無理やり渡された連絡先の書かれた紙を見る。
丁寧な字。この字、嫌いじゃない。
瑠莉の言うとおり、顔はまぁまぁイケメンだった。
でも思うんだ。顔がいい男って中身黒い…
「茉緒?何て言った?」
「え?」
なぜか瑠璃が怖い顔で睨んでる。
「イケメンの人は中身黒いって誰に対して言ってんの?」
「え…」
心の声が出ちゃってたみたい。怒らせちゃったなぁ…
「さ、さっきの人だよ。上から目線だったしなんかやだな…」
「あぁ、小池君ね。私のダーリンの事かと思ったじゃない!」
「いうわけないよ〜」
うん、たまーに彼氏持ちの瑠莉にイラッとくるんだ笑