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【ゲスが増えました(笑)ご主人様に加え、まさかのご主人様を殺した犯人のゾルヒ君…!すごーく、変な名前にしたかった!今回もまたコメントをくださってありがとうございます。少しのコメントでも書く元気が湧いてくるので嬉しいです!】
(( _ _ ))..zzzZZ
「俺の命が助かって、奴隷も今より豊かな暮らしができるんだろ?」
「ああ。そうさせてもらうつもりだ。あ、忘れていたが、軍やこの建物も頂くからな。」
ゾルヒは頷いて、付け加えた。
「ははは。構わねえよ。こんな弱い軍なにに使うか知らねえが、こいつらはとにかく弱いぜ。考えて使えよ。まあなんていうか…俺って人生の勝ち組だな。命拾いっていうんだよな?こういうの。おい、奴隷のクズども!この男に逆らうなよ。俺の命も危なくなるんだからよお。」
かん高くご主人様…ヴァラシュは大笑いした。
「な…ヴァラシュさ…ご主人様!何故そのような…!?」
軍人が叫んだ。
「たかが奴隷なんかの命、軍人たちの命なんかよりも俺の命のが大事って話だよ!こんなことも理解出来ないなんてクズ中のクズだな。腐った飯よりも最悪だ。」
ヴァラシュはまだ笑う。澄ました顔で。もう少しで2分15秒そこらだろうか。早く、3分間立って仕舞えばいいのに。
「おい、それは俺の話を飲み込むってことでいいのか?」
「ははは。いいに決まってんだろ!奴隷はまたいくらでも、募り直すさ。軍人たちもな。じゃあなクズどもが。」
「どこか行くのか?」
「ああ。生き返ったことだしな。」
「待て、死ぬまでの期間を教えてやろう。おお、結構長いな。…50秒後だ。死ぬのは。じゃあ、伝えたいことも伝えたし、行けよ。」
「じゃあなゴミ奴隷たち!50年後に俺の死体の目でも潰せるといいなー。なんてな。」
そう手を振ってヴァラシュはあっさりにも逃がされた。
「んーじゃあ、残り20秒。僕、50秒としか言っていないのにバカな男。」
ゾルヒはニタリと笑った。その笑みだけで全てが終わってしまう気さえした。