青空が広がっていて太陽がにこりと笑っている朝が来た。気持ちいい風が吹いている。
シュガーは目を覚ますとベッドから起きる。目をこすって眠そうにあくびをする。
「今日こそ、しゅりちゃんと仲良くなりたい!」
シュガーは気持ちを入れたら、下ろした茶色の髪をおだんごにして学校に行く準備をする。
薄いピンク色のランドセルを背負ってリビングへ下りると母がお皿を洗っていた。
「ママ、おはよう!」
シュガーはシュガーママに微笑みながら元気に挨拶をする。
「おはよう。今日も頑張りなさいね」
シュガーママも微笑んで優しく挨拶を返した。
「うん!」
元気よく答えるとトーストをくわえて玄関で靴を履くシュガー。
「行って来ま〜す!」
シュガーは靴を履き終えると元気よく「行って来ます」と叫び、ドアを開けて外へ出る。
「行ってらっしゃい」
シュガーママは優しく笑顔で手を振って見送った。
「はぁ〜、気持ちいいな〜!」
シュガーは風に当たって笑顔で「気持ちいい」と呟く。
「よし、今日もふんわりカフェに行くよ!」
気合いを入れると楽しそうにスキップをしながら学校へ向かうシュガー。
「シュガー、おはよう」
シュガーと会うと笑顔で挨拶をするユキ。
「し、白色さん!おはようございます!!」
止まると笑顔で少し恥ずかしがりながら挨拶を返すシュガー。頬が赤く染まっている。
「ふんわりカフェに入ってくれてありがとう」
ユキはにこっと優しく微笑んでお礼を言う。
「こちらこそ、ありがとうございます!実は私も入りたかったんです」
ぺこりとお辞儀をしてお礼を返し、頭を手でさすりながら「入りたかった」と話すシュガー。
「よかった。これからもよろしくね」
ユキは微笑んでシュガーの頭に手を置いて撫でる。
(ウ、ウソ!私、ユキさんからなでなでしてもらってる。どうしよう……!)
シュガーはますます赤面して恥ずかしがる。
「じゃあ、またね」
ユキは微笑んだまま、手を振って学校へ向かう。
シュガー「は、はい!」
シュガーもお辞儀をして返事をした。ドキドキが止まらず、心の中ではまだ興奮している。
(まさか私、ユキさんのことが好きだったりして……!)
シュガーは学校のことを忘れ、ユキのことを思い浮かべる。
シュガー「は、はい!」
↓
「は、はい!」